ALC、DK、EV、アルコーブ...

DRという記号の意味は?@

DRというのは、化粧台の置かれている部屋、
つまりドレッシングルームのことです。

 

DRは、浴室や寝室に隣接して
設置されるケースが多いですが、
ドレッシングルームの明確な定義や
広さ・形の基準はないので、

 

S(サービスルーム)やN(納戸)との区別は
曖昧となっています。

DRという記号の意味は?A

ちなみに、建築基準法で規定されている
採光などの基準を満たしていないスペースや部屋に対して、
供給する側がイメージする用途や雰囲気に応じて
DRと表示されているようです。

 

なお、洗面化粧室PR(パウダールーム)で表示します。

ALCとは?

一般的にALCといった場合は、
工場生産される軽量気泡コンクリートのことを指します。

 

また、このALCというコンクリート製品は、
具体的には、セメントと珪石、生石灰に
アルミ粉末と水を混ぜて化学反応を促進させて発泡させ、

 

およそ180度の高温、約10気圧の高圧タンクの中で
15〜16時間養生して製作されます。

 

ALCのメリットとしては、
軽量で断熱性・耐久性などが挙げられます。

 

一方、デメリットとしては、
防水性や防湿性にやや難点があることから、
防水処理が必要になります。

 

ちなみに、この製品にはパネル(ALC版)とブロックがあって、
内部には鋼線が入っており、
主として、内外壁、屋根、床材に用いられます。

 

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DKという記号の意味は?

DKというのは、
食事室(D=ダイニング)と台所(K=キッチン)
が一体化した部屋のことを指してこのように表示します。

 

わかりやすい日本語で言うと
「台所兼食事室」といった感じです。

 

ちなみに、
LDKと表示されているものもよく見かけると思いますが、
リビングダイニングキッチンとの
大きさの区別の基準は特になくて、

 

同じ程度の広さでも、DKと表示されたり
LDKと表示されたりすることもあります。

 

一般的には8〜9畳までの広さだとDK、
それ以上をLDKと呼ぶケースが多いようです。

 

なお、不動産公正取引協議会の広告ルールでは、
1畳=1.62uと決められています。

CHという記号の意味は?

CHという記号は、「Ceiling Height」の略であって、
天井高、すなわち床の仕上げ面から天井下面までの寸法
のことを指しています。

 

ちなみに、同じ部屋で天井高の異なる部分があるときには、
その平均の高さで表します。

 

この場合には、部屋の体積を部屋の面積で割った値が
正確な平均天井高となります。

 

従来の一般的なリビングの天井高といえば
2m40cm程度だったのですが、
近年では2m50cm程度が標準となっており、
中には2m70cmを超えるものもあります。

 

なお、一般的には、
天井高は高い方が開放感が高まると言えます。

 

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DSの表記の意味は?

DSというのは「duct space」の略ですが、
この「DS」で表記している間取り図もあります。

 

ダクトとは、空調や換気などのために
空気を送る管のことをいいますが、
ダクトスペースと言った場合には、それらを通して、
納めている竪穴の空間のことをいいます。

EVの記号の意味は?

EVというのは、「elevator(エレベーター)」の略ですが、
「ELV」と略すこともあるようです。

 

基本的にEVは共用スペースとして扱われますが、
エレベーターと住戸との位置関係などは、
プライバシーの問題にも関わってきますので、
間取り図などを見てしっかり確認しておきたいところです。

アルコーブとは?

アルコーブというのは、
壁面の位置の一部分を意識的に後退させて、その部分に
広い空間をつくり出したスペースのことをいいます。

 

具体的には、マンションの廊下の片側の壁を
一部分後退させて作業スペースをつくったり、

 

近年では住戸玄関付近にゆとりを持たせるために
共用廊下から少し後退させて玄
関入口を設けているケースも少なくありません。

 

この一部後退部分がアルコーブです。

 

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