CFT構造、デザイナーズマンション、DEN、AW...

CFT構造とは?@

CFT構造というのは、
「concrete-filled steel tube」の略であり、
「充填型鋼管コンクリート構造」とか
「コンクリート充填管構造」などとも言われます。

 

具体的には、
鋼管製の柱の中に高強度のコンクリートを充填し、
鉄骨梁と組み立てる構造のことをいいます。

CFT構造とは?A

このCFT構造は、圧縮力に強いコンクリートと
曲げの力に強い鋼管のメリットを併せ持っているのですが、
一方で、高度な工事管理能力が求められます。

 

また、鋼管柱には角形と丸形があるのですが、
鉄骨造や鉄骨鉄筋コンクリート造と比較して
柱の剛性が大きいので、
部材の断面を縮小することができます。

 

つまり、
空間の自由度と施工性に優れているということがいえます。

 

なお、CFT構造は、
鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造よりも、
柱と柱の間隔を広くとることができることから、
超高層マンションですとか超高層ビルなどで採用されています。

デザイナーズマンションとは?

デザイナーズマンションというのは、建築デザイナーが、
独自の居住空間を設計した物件のことをいいます。

 

一般的なマンションすと、間取りや仕様、外観などが
似通ったものとなりがちですが、
こうしたデザイナーズマンションは
個性的なものが少なくありません。

 

また、「デザイナーズ物件」という場合には、
記号のようにコンクリート打放しやガラスを多用した
スタイリッシュなものであれば当てはまる
と考えられていたこともあるんですよね。

 

ですが、厳密に言うと、建築家が設計に深く関わって、
明確なコンセプトや新しい住まいの提案がある物件
のことをいうのです。

 

さらに、そうした提案は、仕上げや間取りのみならず、
図面や広告では
表現しにくい雰囲気や使い方にも現れてきます。

 

ちなみに、このような物件について、
強度や耐震性の面で不安を感じる人もいるようですが、
1件ごとに
独特のプランや構造を採用するケースも多いですね。

 

その都度構造計画と計算、工法の検討を行いながら、
工事監理も丁寧に行っていくことが多いので、
それほど心配する必要はないと思います。

 

なお、これまではデザイナーズマンションというと
賃貸マンションが主流と言われてきましたが、

 

外観のデザインのみがほとんどとはいえ、
分譲マンションにおいても、
有名な建築家が参加するケースが増えてきているようです。

 

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AWという記号の意味は?

AWという記号は、
開口部がアルミサッシ枠の窓であることを示していて、
これは、
間取り図や平面図などで表記されるケースがあります。

 

ちなみに、マンションでは、樹脂サッシや木製サッシ、
スチールサッシなどがある中で、
このアルミサッシが一番多く使われているようです。

 

これは、軽量で動作がスムーズであり、
耐久性や耐候性にも優れているからのようです。

 

また、詳細な建具表や仕様図では、
サッシのカラーバリエーションや寸法、
機能※について表記されるケースもあります。

 

なお、「AD]というのはアルミドアのことであり、
代表的なものとしては、
浴室の出入口やキッチンからバルコニーに出る扉があります。

 

※断熱サッシやペアガラスの仕様などです。

DENとは?

間取り図などではよく「DEN(デン)」と記されます。

 

これは、書斎を意味する英語「den」からとられた用語であり、
マンションの場合ですと、
書斎や趣味を楽しむための多目的スペースのことを表します。

 

また、玄関廻りの土間的なスペースを指すこともあります。

 

とはいえ、DENについての定義や広さ・形に関する基準は
明確ではなく、「S(サービスルーム)」や「N(納戸)」との区別も
曖昧であるのが現実です。

 

こうしたこともあって、建築基準法で規定されている
採光などの基準を満たしていない部屋やスペースなども、
雰囲気次第でDENと表示されているようです。

BRという記号の意味は?

BRという記号は、ベッドルーム、寝室を意味しています。
「bedroom」を略してこのように表記されます。

 

ちなみに、夫婦の使用する主寝室は
「MBR(マスターベッドルーム)」と記されますので、
BRといった場合には、
子供などの個室を指すと考えていいと思います。

 

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