マンションの駐車場スペース/エントランス前に車寄せ...

マンションの駐車場はどれくらいあればいいの?@

マンションの駐車場は、
住戸の数に対しての割合ばかり重視されてきましたが、
今後は適正な台数とともに
使い勝手が重要になりそうですね。

 

さて、マンションはこれまで、
住戸の数に対して駐車場の台数が不足することが多く、
広告などでは「駐車場率100%」などと、
駐車場の多さをアピールすることがよくありました。

マンションの駐車場はどれくらいあればいいの?A

しかしながら、最近はむしろ駐車場に空きが増えて、
反対に困っているマンションもあるそうです。

 

だからといって、駐車場が要らないかといったら
そんなこともないわけです。

 

交通の便の良い都心部であっても、
1戸当たりの分譲価格が
5,000万円を超えるような新築マンションでは、
車に乗り続ける購入者の割合が高いですからね。

 

駐車場率の目安は85%といったところでしょうか。

 

今後は、駐車場の使い勝手が重要というわけですね。

駐車場のスペースはどれくらいがいいの?

10年ほど前ですと、ほとんどが5ナンバー
(長さ4,700mm未満、幅1,700mm未満、排気量2,000cc未満の車)
でしたが、最近は、
3ナンバーの車に乗る人も増えていますよね。

 

平面駐車場でしたら
1台分として5m×2.7mは必要ですから、

 

機械式駐車場でも
一部は通常よりも大型のパレットを用意したり、
車高の高いSUVタイプへの対応も考えたいですね。

 

また、駐車場の使い勝手として、
車路の幅や切り返しスペースにも注意が必要です。

 

車路は女性が運転する場合、最低6mないと
車の出し入れにストレスを感じると言いますしね。

 

切り返しスペースは、車路の奥にある車庫に
車を出し入れする際に不可欠なので、

 

少なくとも車路を5mほど延ばすか、
スペースがない場合は
機械式のターンテーブルを設置するようにします。

 

そうでもしないと、車を入れるときは頭入れ、
出す時はバックで出口まで運転しなければならなくなりますから。

 

それから、駐車場の防犯対策も重要ですね。
車の盗難や車上荒らしは相変わらず減っていませんので。

 

監視カメラの設置だけでは不十分ですから、
出入り口には無線で開け閉めできる
リンググリルシャッター
(ステンレス製の棒で組まれた格子状のシャッター)や
ロボットゲート(電動の門扉)が必須といえるでしょう。

 

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エントランス前に車寄せあればベスト

今後の高齢化社会も見据えた共用施設として、
エントランスの前に車を止めて乗り降りできる、
屋根付きの場所(スペース)があるといいですよね。

 

このスペースのことを俗に「車寄せ」といいます。

 

車椅子の人やバギーに乗っている幼児と外出するとき、
彼らを先にエントランスホールのスペースに移動させるのです。

 

それから運転する人が駐車場へ行って車を出し、
エントランス前の車寄せに
一時駐車して乗せればいいので、
お年寄りの方たちにとっては非常に楽です。

 

大きい庇状の屋根がありますので、
雨が降っていても
車に乗り降りするときに濡れずにすみますしね。

 

車寄せの脇に一時駐車できるスペースがあると
さらに便利ですね。

 

とはいえ、現実問題として、
こうしたスペースを確保しているマンションはごく稀ですが、

 

敷地に比較的余裕のある
大規模マンションやタワーマンションでしたら、
工夫次第で可能なはずです。

 

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