無駄な共用施設とは?

実際には使われない無駄な共用施設とは?@

色々な共用施設があることは、
一戸建てにはないマンションの特徴でもありますよね。

 

とはいえ、見た目は派手でも
実際には使われなくなるものも多いそうなので、
注意したいですね。

実際には使われない無駄な共用施設とは?A

マンションの広告を見ると、豪華な共用施設を
前面に打ち出しているケースが多いのに驚きますよね。

温泉は無駄な共用施設?

ただし、そのほとんどは
生活の利便性や安全性とは無関係で、
客寄せパンダ的なものなのです。

 

その最も典型的なものが、
一時よく見かけた温泉施設ではないでしょうか。

 

温泉を沸かすボイラーや循環ポンプなどのメンテナンス、
脱衣室の掃除や冷暖房に、
一体どれだけのコストをかけるつもりなのか
と思ってしまいます。

 

実際、温泉施設には非常にコストがかかるので、
まさに金食い虫といっても過言ではありません。

 

それだけではなく、同じマンションに住むとはいえ、
見ず知らずの他人と一緒に入浴しようという人は少なく、
今ではこうした施設はほとんど消えてしまったようです。

 

フィットネスルームも似たようなところがありますよね。

 

様々な種類のマシーンが必要となりますので、
まず初期費用がかかるわけですが、
それに加えて維持管理費もかなりかかるからです。

 

ジャグジーを付けたところ、
振動が建物全体に伝わってしまい、
大変なことになってしまったケースもあるそうですよ。

 

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キッズルームやショップ、ラウンジは無駄な共用施設?

それからキッズルームですね。

 

こちらは、初めのうちこそ使用されますが、
4〜5年もするとほとんど誰も遊ばなくなるそうですから。

 

子供たちが大きくなるだけでなく、
近くの住戸からうるさいとクレームがついたり、

 

子供だけで遊ばせておいて
事故があったらどうするのか心配になったりして、
閉鎖することになるらしいです。

 

そして、ショップやラウンジもですね。

 

これらは、施設の維持管理費だけでなく、
サービスを行うスタッフの人件費が
すべて管理組合負担となります。

 

そこまでして行うべきものなのか、
何年かするとしばしば問題になるのです。

 

こうした使われなくなる共用施設は、
未来永劫に固定資産税も
管理費によって支払われなくてはならないのですから、
たまったものではありませんよね。

 

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エントランス回りの共用施設として最低限必要なものは?

エントランス回りの共用施設として最低限必要なのは、
管理組合の役員が打ち合わせができる
集会室などのスペースですかね。

 

それと、自宅にまで招き入れたくない来客と
面会するための応接ロビーくらいではないですかね。

 

後は、今後の高齢化社会などを見据えた
共用施設を考えた方がより合理的だと思います。

<無駄な共用施設>
■ゲストルーム
・特定の時期に申し込みが集中する反面、普段はガラガラで、そのうち使用されなくなります。

 

■ショップ、ラウンジ
・スタッフの人件費は管理組合負担が基本ですから、それに気が付くとやめるケースが多いです。

 

■キッズルーム
・子供はすぐに大きくなりますし、住民の入れ替えも少ないですから、やがて使用されなくなります。

 

■噴水、池、小川
・水道代がかかるだけでなく、メンテナンスも大変です。
・風が強いと水が飛びます。
・幼児が倒れると、たとえ水深3cmであっても死亡したケースがあるので危険です。

 

■フィットネスルーム
・あちこちにジムがありますので、わざわざマンション内に作る必要性が見出せません。

 

■温泉施設
・とにかくコストのかかる金食い虫でありながら、ほとんど利用されない共用施設の代表例と言われています。

 

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