契約更新、予告登記、輸入住宅、割賦販売、オフバランス...

期間満了後の更新とは?

期間満了後の更新というのは、
賃貸借契約等の効力のことです。

契約更新とは?

賃貸借契約等では期間が決まっていますので、
期間が満了したときに、
契約関係を継続させることが可能です。

 

契約更新というのは、このことをいいます。

 

なお、契約が更新される場合には、契約内容は、
原則として、更新以前のものが引き継がれることになります。

予告登記とは?

予告登記というのは、登記原因の無効や取消しによる、
登記の抹消や回復の訴が提起された場合に、
善意の第三者に対して、現存登記の無効の危険性を
警告する登記のことをいいます。

 

この予告登記は、
受訴裁判所の嘱託に基づいてなされます。

 

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予告登記がなされないケースは?

予告登記は、善意の第三者保護のためにするものなので、
次のような場合には、予告登記はされません。

■その訴が善意の第三者に対抗できない登記原因の無効、取消し事由によるものであると
・例えば、通謀虚偽表示による無効や詐欺による取消しなどです。

 

■登記の抹消、または回復を求めるものでないときには、
・例えば、移転登記により真正登記名義回復を求めるものなどです。

 

なお、予告登記には、
第三者への処分を禁止するような効力はありません。

輸入住宅とは?

輸入住宅というのは、
外国で生産された住宅部材を用いて建築された
住宅のことをいいます。

 

輸入住宅には、次のようなものがあります。

■商社が輸入して工務店に供給するもの
■住宅メーカーが輸入して個人向けに供給するもの
■個人が個人住宅として直接輸入するもの

割賦販売とは?

割賦販売というのは、無担保の信用貸しが多いことから、
クレジット販売とか信用販売などとも呼ばれたりもしています。

 

具体的には、買主が代金を
定期的に分割して支払うことを約する売買のことをいい、
不動産の場合には、
宅建業法で次のように規定されています。

「代金の全部または一部について物件引渡し後1年以上の長期にわたり、2回以上に分割して受領することを条件に販売すること」

 

なお、業者が売主となり割賦販売を行う場合、
買主の支払いが滞ったとしても

 

30日以上の期間を定めてから文書で催告し、
その期間内に履行が行われなくならないと契約は解除できません。

 

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預手とは?

金融機関が、
自行を支払人として振り出す小切手のことを、
一般に「預金小切手」
あるいはそれを略して「預手(よて)」と呼びます。

 

なお、銀行振出小切手とか自己宛小切手ともいいます。

 

ちなみに、不動産売買等の多額の決済には、
現金運搬時の危険を回避するため、
現金の代わりにこれを使用することが多いです。

 

預手は、法律的には、一般の小切手と同じです。

預手と不渡り

小切手の交付を受けるには、
振出金額を金融機関に預ける必要がありますので、
不渡りの懸念のない小切手とされます。

オフバランスとは?

オフバランスというのは、企業会計に関する用語で、
バランスシート(貸借対照表)から、
計上されている資産(負債)を取り除くことをいいます。

 

一般的には、オフバランスを通じて、
次のようなことができます。

■資金調達総額の圧縮
■自己資本比率の向上

 

なお、金融情勢の変化等を背景として、
巨額な長期投資事業費を企業のバランスシートから切り離して、
関係当事者間でリスク分散させるという意義もあります。

 

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