スケルトン・インフィル/マンション建て替え円滑化法とは?

長持ちするマンションとは?@

新築マンションであればもちろんですが、
たとえ中古マンションであっても
できるだけ長く持つマンションが理想ですよね。

 

今、色々と問題が報道されていたりしますが、
建て替えは本当に大変ですから…。

長持ちするマンションとは?A

同じ建て替えるにしても、
30年で建て替えるのと50年で建て替えるのとでは、
その投資価値は全く違ったものとなってくるんですよ。

 

ですから、長持ちすればするほど
高い買い物をした意味があったということになるのですよね。

 

基本的に建物の耐用年数というのは、
やはり鉄筋やコンクリートなどのスケルトンが
しっかりしているかどうかに左右されるわけです。

 

なので、選択する際には
この点を重点的に意識してみてくださいね。

 

もちろん耐震性に劣るような欠陥マンションは問題外です。

スケルトン・インフィルになっていた方がいいの?

前述したように、建物の耐用年数と
スケルトンとの関係は密接不可分なわけです。

 

現在、マンションの建て替え問題に
直面している住民というのはたくさんいるわけです。

 

しかしながら、
自治体としても表面的には取り組んでいるものの、
実際のところは期待できないようですね。

 

実際、建て替えに成功しているところは、
ほんの一握りだそうですから。

 

そこで、スケルトン・インフィルであれば、
躯体がしっかり作られているので、

 

「新たなところへ引っ越そう」とか
「寿命が来たから建て替え」としなくても、
内部さえリフォームすればさらに何十年ももつのです。

 

ちなみに、スケルトン・インフィルと記載されていなくても、
二重床や二重天井であれば、該当すると思いますよ。

 

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マンション建て替え円滑化法とは?

2010年代になり、築30年を超えるマンションは、
何と100万戸に上ったそうですよ。

 

こうしたマンション群は、
今では社会問題になりつつありますよね。

 

実際、私が現在住んでいる賃貸住宅も、
もうじき築30年を迎えようとしているのですが、
どうなるのかなとちょっと心配ですね。

 

こうした問題に応えるべく、
2002年に成立した法律が建て替え円滑化法なんですよね。

 

具体的なこの建て替え円滑化法の主な概要というものは、
次のようになっていますので、参考にしてみてくださいね。

●区分所有法によって、建て替えは区分所有者の5分の4以上の決議、大規模修繕は2分の1、あるいは著しい変更を伴う修繕の場合は4分の3の決議で実行できるとされています。

 

●マンション建て替え組合に、法人格が与えられることになりました。これまでは、建て替え決議が通っても、入居者が個別に施工業者と契約しなければならなかったのですが、組合が一括契約できるようになったということです。組合が金融機関から融資を受けることも可能になりました。

 

●建て替え反対派の所有権を組合が買い上げ、新たな入居者に売却できることになりました。これにより売却費用で工事費の負担が軽減されることになります。経済的な理由で建て替えに合意できない住民は、行政が公共住宅に優先的に入居させることも可能だそうです。

 

なお、建て替えのための法律は整備されつつあるわけですが、
現実にはその後も
あまり建て替えは進んでいないそうなんですよね。

 

いずれにしましても、
どのマンションでも必ず発生する問題ですから、
購入前から建て替えのことは念頭に置いておきたいですね。

 

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混在マンションは避けた方がいいの?

マンションを選択する際に、
混在マンションについてはどのように考えていますか?

 

混在マンションというのは、
いわゆる庶民的な部屋と億ションが
混在しているマンションのことですね。

 

マンションの上部に
2、3戸、億ションがあるくらいならいいのですが、

 

全50戸のうち25戸が億ションで、
値段が倍以上も開いている場合は、
考えた方がいいと思いますよ。

 

これは、感情的な問題だけでなく、
考え方のギャップもありますからね。

 

マンションというのは、ある意味、共同住居なわけです。

 

なので、そういったところですれ違ってしまうと、
入居して3年程度経ってから、
かなり気まずい状態になってしまうと思うのですよね。

 

それと、ワンルームが多く入っている物件も
注意が必要になると思いますよ。

スラブ階高はどれくらいがいいの?

マンションを選ぶ際、
スラブ階高はどれくらいあったらいいと思いますか?

 

ちなみに、スラブというのは、ある部屋の
床から天井(直上階の床部まで入る)までの高さのこと
をいいますので、これは、天井高とは違いますね。

 

これは、設計図書に必ず断面図で出てきますので、
よく見て、スラブ階高が最低でも2900mm以上のものを
選択するとよいと思いますよ。

 

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