優良田園住宅、液状化現象、床鳴り、固体伝播音、空気伝播音...

優良田園住宅とは?

優良田園住宅の建設の促進に関する法律によると、
優良田園住宅とは、次のようなものとされています。

『農山村地域、都市の近郊その他の良好な自然的環境を形成している地域に所在する一戸建ての住宅で、敷地面積等が一定の基準をクリアしたもの』

優良田園住宅の税制上の優遇措置は?

市町村は、優良田園住宅の
建設の促進に関する基本方針を定めるなどして、
建設の促進が図られるよう
適切な配慮を行うこととされているんですよね。

 

そして、優良田園住宅に対しては、
税制上の優遇措置等が定められています。

優良田園住宅の建設の促進に関する法律とは?

優良田園住宅の建設の促進に関する法律というのは、
平成10年7月に施行された法律です。

 

この法律の目的は、多様な生活様式に対応し、
潤いのある豊かな生活を営むことができる住宅が
求められている状況に鑑み、

 

農山村地域、都市の近郊等における
優良な住宅の建設を促進することにあります。

 

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液状化現象とは?

液状化現象というのは、
砂質土がゆるく堆積してできた地盤が、
地震などの震動を受けることにより、
液体のような状態になってしまう現象のことをいいます。

 

ひとたびこの液状化が起こると軟弱地盤となり、
砂混じりの水が地表面に噴出したり、
部分的に陥没することで、
建築物や地中に埋設した配管類に損傷を与えます。

 

このような液状化現象は、海沿いの土地や埋立地で
特に発生しやすいといわれています。

 

なお、液状化を防止する方法として、
砂地盤を締め固める
「サンドコンパクションパイル工法」
などの地盤改良を行う方法もあります。

床鳴りとはどのようなものなの?

床鳴りというのは、歩行によって、
「ぎしぎし」と音がしたり、
「こつこつ」と音がしたりする現象のことです。

 

なお、床に生じる不具合としては、
これ以外にも床のたわみ、床の傾斜、
床のすき間などがあります。

 

床鳴りの原因としては、次のようなことが考えられます。

■床下張材の継目部のずれや変形 
⇒ 膨張、収縮、反り、ねじれ
■床下張材の不良や張り方の不良 
⇒ 板厚不足など
■床板の留めつけ釘の浮き 
⇒ 釘や根太の腐朽
■床基礎部分の腐朽や蟻害、地固め不足による沈みや浮き

 

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固体伝播音とは?

固体伝播音というのは、
人や物が床や壁に衝突したときに発生する音であり、
床材や構造体を通して震動が伝わる現象のことをいいます。

 

マンションの苦情で一番多いものの1つが、上下階の音、
すなわち固体伝播音である床衝撃音に関するトラブル
だと言われています。

 

コンクリート自体は、
50dB(デジベル)も遮音する遮音材ですが、
固体音はコンクリート本体を伝わってくるものなので、
たとえコンクリートを厚くしても防げないのです。

 

ちなみに、次のようなものはすべて固体音です。

■階上から聞こえるピアノの音
■水洗トイレの水音
■地下水槽から水を汲み上げるポンプの音
■空調機から階下に伝搬する音...など

 

こうした固体音を防ぐには、
音源と接触している固体の間を遮断するしかありません。

 

一般的には、防振ゴムなどによる
振動を緩和する方法が使われていますが、
実際の騒音吸収率は85〜90%程度といわれており、
100%の効果は上がっていないのが現状のようです。

空気伝播音とは?

音というのは、空気などの圧力変化によって伝わります。

 

具体的には、例えば、
自動車と自動車が衝突したときに、
自動車の表面が衝突によって震動します。

 

この震動が空気をある瞬間圧縮して密になり、
またある瞬間は膨張して疎にします。

 

つまり、この密な部分と疎の部分が交互に空気中を移動し、
人間の耳に達して音を感じるのです。

 

空気伝播音というのは、空気を伝わって聞こえるからで、
外部からの騒音などはこのように呼ばれています。

 

一方、固体伝播音というのは、
建物内での固体を伝わってくる音のことをいいます。

 

なお、マンション内の音は、振動が伝わる経路により、
空気伝播音と固体伝播音とに区別されています。

 

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