防腐・防蟻処理/基礎部分でチェックすべき事項...

防腐・防蟻処理とは?@

防腐・防蟻処理というのは、木材が腐ったり、
シロアリの被害を受けないようにするため、
土台や地盤面から、1m以内の柱や下地板に
薬剤の処理をすることをいうのですよね。

 

薬剤処理の方法は、一般的には塗布ですが、
工場で加圧して木材に注入する方法もあります。

防腐・防蟻処理とは?A

なお、最近は薬剤の揮発による
健康への被害が懸念されることから、
健康に配慮した薬剤を使用するケースが増えています。

基礎部分でチェックすべき事項は?@

建物の基礎部分で特に確認したいところは、
次のようなことになりますので、ぜひ参考になさってください。

■風窓は5mに1個設置されているか
・風窓が少ないと、床下に湿気が溜まりやすくなり、シロアリなどの害虫が発生しやすくなります。

 

・風窓の高さは、地面から離すことによって、雨の侵入を防ぐことができます。

 

■土台に古木などの廃材が使われていないか
・業者によっては、見えない部位に傷んだ建築廃材などを使っているケースもあります。

 

・おかしな継ぎ方をしていないか、古い柱などを使っていないかなどに注意しましょう。

 

■ベタ基礎か布基礎の場合は、フーチングの幅が32p以上、厚さ12p以上あるか
・ベタ基礎は、地震に強いと言われています。

 

・布基礎の場合は、フーチングの出幅が大きければ大きいほど、安定した基礎となります。

 

■基礎コンクリートの強度はJIS指定のものか
・生コン業者の中には、建築の用途に適さない劣悪なコンクリートを販売しているところもあります。

 

・こうした製品は価格が安いので、悪質業者の間では重宝されています。

 

・こうした業者を見分けるには、施工時に運んでくるミキサー車の業者名を確認し、市町村の建築指導課へ行って指定業者かどうかを確認することです。

 

・指定業者であれば、行政による抜き打ち検査が行われているので安心できます。

 

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基礎部分でチェックすべき事項は?A

以下、上記の続きです。

■アンカーボルトは番線で固定されているか
・先に基礎コンクリートを流し込んでしまい、多少乾いた時点でアンカーボルトをコンクリートに差し込む(刺し金)ケースも少なくありません。

 

・これですと、土台との緊結強度が低く、建物と基礎がずれたり、地震でもないのに家が揺れるなどのトラブルが発生しやすくなります。

 

・最適な施工間隔は、2〜2.7mです。

 

■基礎の鉄筋には、直径13mm以上のものが使われているか
・住宅金融支援機構の標準規定では13mm以上となっていますが、これよりも細いものを使用しているケースも少なくありません。

 

■防水シート(防湿シート)は基礎の下全面に敷かれているか
・シートが施工されていないと、土台や床下に湿気が入り、腐りやカビの原因となるだけでなく、シロアリもはっせいしやすくなります。

 

■石が割栗石の上に敷かれて、点圧がかけられているか
・点圧とは、バイブロランマーなどで均一に突き固めることをいいます。

 

・割栗石の隙間を埋めるための石があることです。

 

■割栗石がしっかり敷かれているか
・割栗石というのは、基礎の下に敷く拳ほどの石のことです。

 

・建物の沈下を防ぐ重要な役割があります。

 

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