完成物件の基礎工事/基礎の種類は?

完成物件の基礎工事に注意しよう!@

建売住宅は、価格も手頃ですし、
どんな物件なのかわかるというメリットはあるのですが、
中には粗雑な物件もありますので注意したいですね。

 

実際、建物の基礎部分に欠陥や不具合があったら、
もはや取り返しの付かない
重大な問題となってしまうわけですから泣くに泣けません。

完成物件の基礎工事に注意しよう!A

こうした建売住宅の問題というのは、
この基礎部分にかかわるケースがかなり多いですから
注意したいですね。

 

何と言っても住宅の要は基礎ですから。

 

ここがしっかりつくられていないと、
どれだけ外観がすばらしくても
家としての価値がなくなってしまいますからね。

完成物件の基礎工事に注意しよう!A

しかしながら、トラブルの中でも非常に多いのが、
この基礎の部分であるというのもまた事実なんですよね。

 

基礎というのは、
表面上に出ているコンクリート部分(立ち上げ)と、
地面に隠れているフーチングの部分で構成されているわけです。

 

フーチングのさらに下には、
割栗石(わりぐりいし)と呼ばれる、
拳2つ分ほどの大きな石が敷き詰められているんですよ。

 

フーチングや立ち上げ部分のコンクリート内部には
鉄筋が入り、立ち上げ部分にアンカーボルトが固定されて
住宅の土台と結合されるのですね。

 

建売住宅の中には、こうした基礎部分を手抜きした物件が
多く見られるので注意が必要ですね。

 

特に地面の下に隠れているフーチングのサイズ不足や
割栗石の未施工、アンカーボルトや鉄筋の間引き、
質の悪いコンクリートの使用など、
非常に多くの問題が指摘されていますから。

 

もちろん、すべての建売住宅が
こうした粗悪な物件と言っているわけではないのですけどね。

 

でも、建売住宅の中でも
完成物件として販売されている物件ですと、
もはや工事中の状況をチェックするわけにはいきませんからね。

 

トラブル回避としては、
販売会社の営業マンから受ける報告だけが頼りとなりますが、
都合の悪い話はしないのがプロの営業ですから、
こちらも期待薄といったところなので、本当に注意してくださいね。

 

★アンカーボルト
・一端をコンクリートに埋め込んで用いるボルトで、木造住宅では土台と基礎の緊結に使われます。

 

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基礎の種類は?

基礎には、次の3種類があるんですよね。

■直接基礎
・布基礎やベタ基礎のように、建物の荷重を直接地盤に伝える形式をもった基礎です。

 

■ベタ基礎
・直接基礎の一種です。
・建物の荷重を基礎梁と耐圧盤(地面)の面積全体で支える形式のもので、地震に強いです。

 

■布基礎
・逆T字型の断面で帯状に連続した基礎です。
・木造住宅の基礎に利用されていることが比較的多いです。

床スラブとは?

スラブというのは、鉄筋コンクリート工法の面構造で、
水平面に使用するもののことをいうのですよね。

 

また、床スラブといった場合は、四辺を梁などで支持した
鉄筋コンクリート工法の床を指します。

 

内部に鉄筋を縦横に入れて強度を保たせていますが、
この床スラブにに厚みがあるほど、
耐震性や遮音性が高いとされているんですよ。

 

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