中古住宅市場と住宅ローンとの関係は?

中古住宅市場にも品質の確かな物件があるの?

中古住宅市場といっても、
日本ではまだまだ未発達といえます。

 

なので、その中から優良物件を見つけるのは
至難の業といってもいいのでしょうね。

 

ただ、中住宅市場を活性化させようという
政府や業界の動きは、
以前よりもかなり活発になっていますので
今後はより良い市場になっていくのではないでしょうか。

中古住宅市場にも品質の確かな物件とは?

こうした中古住宅市場を確立していこうとする背景には、
少子高齢化という人口動態の予測や経済環境から考えて、
新築住宅の市場全体が
縮小に向かっているという状況があるようですね。

 

これは、住宅メーカーにとっては深刻な死活問題ですからね。

 

そこで、各社は収益確保のため、
たとえ一件当たりの利益率は低くても、
より確実に収益の見込めるリフォームや
メンテナンス事業に参入し始めているのです。

 

前述した民間の検査サービスの提供も、
こうした状況への対応の一環と考えるとわかりやすいですね。

 

こうした動きの結果、
中古住宅の品質競争が生まれ、より質の高い物件が
豊富に供給される構造ができつつあるようです。

 

当然のことながら、価格面での選択肢も広がってくるはずです。

 

また、住宅ローンとの関係でも、
中古住宅にとって有利な環境が整いつつあることには
注目していきたいですね。

 

なお、平成12年の秋に、
公庫融資(現・住宅金融支援機構)が
中古住宅をより優遇する内容に改定されたことは、

 

質の高い中古住宅を市場に供給しようという
国の政策と連動して、中古住宅市場の確立と活性化を
強く後押ししていることが伺えます。

 

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今は中古住宅市場が活性化しているの?

平成12年10月に、
住宅金融公庫(現・住宅金融支援機構)
の中古住宅購入融資が
新たな制度に変わったのはご存知でしたか?

 

「良質な中古住宅」を積極的に認定し、
新築住宅並みに融資条件を優遇することで、
中古住宅市場に質の高い物件を豊富に供給しようという
国の施策の一環としてあるものなんですよね。

 

かつて中古住宅購入融資は、新築住宅よりも
融資額、金利、返済期間などの面において
不利な条件にあったことから、
市場の活力が抑制されてきた面があったわけです。

 

過去のこうした反省もあって、現在の新たな制度では、
品質や管理状況などが良好と認められた中古住宅は、
新築並みに大幅に優遇察るようになっているんですよね。

 

例えば、中古マンションでしたら、
「優良中古住宅」の認定を受けると、
一般中古と比べて、400万円近くも
融資限度額が大きくなったりするんです。

 

これは金額的にみてもかなり有利ですよね。

 

また、返済期間が最大で35年まで延長されたことも
購入の後押しをしているんですよね。

 

条件さえ満たせば、新築並みの融資金利も
可能となっていることは注目に値すると思います。

 

さらに、中古住宅購入と併せてリフォームを実施する時の
優遇制度も用意されていたり、都市銀行などでは
「住み替えローン」といった新商品も生まれ、
中古住宅購入者にとっては、
非常に明るい材料が揃いつつあるといえますね。

 

かつては、住宅購入時に支払った金額と、
販売時の価格の開きが大きいこともあり、
買い替えを控える動きもあったわけですが、
随分と変わったものです。

 

★住み替えローン
・これまでの住宅を売却し、新たな住宅を購入する場合に利用可能な買い替えローンのことです。

 

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抵当権の確認はしっかりチェックしよう!

中古住宅や土地を買う際には、販売担当者に
その物件の抵当権について確認してくださいね。

 

その上で、できれば販売会社の代表印を押した
書面で回答してもらうのがベストです。

 

最低でも、営業マンの押印がある書類は必要です。

 

抵当権が抹消できるかどうかの確認を、
最も確実に行えるのは、購入者自身が法務局に行って、
自分自身の目で確かめることなんです。

 

万が一、契約時に
これまで設定されていた抵当権を抹消できないと、

 

土地や建物の新たなオーナーが、
購入した物件の名義人になれない、
すなわち登記できないということになりますから、
本当に注意してくださいね。

 

それだけでなく、売買契約書により
かつてのオーナーが責任を免れ、自分の名義ではないのに、
抵当権者から融資の返済を迫られる
という事態にもなりかねませんので、細心の注意が必要です。

 

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