一物四価/一物一権主義/大梁とは?

一物四価とは

どのようなもの?

 

一物四価というのは、地価を評価する場合に、
それが4種類あることを表す用語です。

 

具体的には、次の4つの化学を指します。

■固定資産税評価額
■相続税評価額(路線価)
■公示価格
■時価(実勢価格)

なぜ、土地の価格が

複数あるの?

 

上記のように土地の価格が複数ある理由は、
国や自治体、あるいは売主や買主が、
それぞれ異なる尺度で価値を判定し
評価が一本化されていないからです。

 

なお、実勢価格以外の地価も、
固定資産税や相続税などの額に関係します。

 

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一物一権主義とは

どのようなもの?

 

一物一権主義というのは、
所有権は1個の独立した物についてのみ成立し、
物の一部を対象とする所有権は成立しない
という原則のことをいいます。

 

この原則については、民法上の明文規定はありませんが、
物に対する権利関係を明らかにするための原則とされています。

 

一つの物を複数人で所有するケースは、
民法では共有形態での持分を認めますが、
決してそれぞれに独立の所有権を認めているわけではありません。

 

具体的に言うと、例えば、
木造の山小屋を3人で持っていたとすると、
それぞれに1/3の共有持分は認めますが、

 

あくまでもそれだけのことであり、キッチンは誰のものであるとか、
リビングルームは誰のものであるなどということは
認めていないということです。

 

一つの物の上には、一つの所有権しか認めない、
というのがこの一物一権主義の原理であり、
これは昭和37年に
区分所有法のその例外として登場したものです。

 

ただし、区分所有法で
建物の一部について所有権が認められるためには、
その部分が構造上の独立性と使用上の独立性を
具備したものでなければならないとされています(同1条)。

大梁とは

どのようなもの?

 

大梁というのは、柱に直接結合されている、
構造上主要な梁のことをいいます。

 

なお、大梁は、耐震上主要な構造部材ですが、
大梁の間に渡される小梁やスラブからの荷重を受けます。

 

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