議事録署名人/あんこ業者とは?

議事録署名人とは

どのようなもの?@

 

区分所有法では、集会の議事については、
議長が書面あるいは電磁的記録により、
議事録を作成する必要があるんですよね。

 

また、議事録が書面で作成されているときは、
議長と集会に出席した区分所有者の2人が、
これに署名する必要があったんです。

議事録署名人とは

どのようなもの?A

 

しかしながら、
議事録が電磁的記録で作成されているときには、

 

議長と集会に出席した区分所有者の2人が行う
法務省令で定める署名押印に代わる措置を
とらなければならないとされています。

なぜ、電磁的記録で作成されていると

署名押印に代わる措置なの?

 

これは、書類として作成された議事録については、
署名捺印すれば済みますが、パソコンなどを使って
フロッピーディスクやCDなどに記載したときには、
自署して捺印することはできないからなんです。

 

そこで、あらかじめ行政機関などに
本人による電子式署名を登録しておき、
ICカード化され※、それを使って
議事録の署名押印に代えることにしたのです。

 

つまり、議事録が収録されたCDなどの最後に
ICカードを差し込んで暗証番号やパスワードなどを
打ち込むことによって、
電子署名がなされる仕組みになっているのです。

 

※カード内で電子署名の暗証化がなされています。

 

スポンサーリンク

あんこ業者とは

どのようなもの?

 

あんこ業者というのは、
不動産売買や賃貸借などの不動産取引の際に、
元付け業者と客付け業者の間に介入する、
第3の業者のことをいいます。

 

なぜ「あんこ」というのかというと、不動産取引には、
業者間の情報網などを用いて
複数の業者が関与することも多いからですね。

 

直接売買契約を依頼されてはいないものの、
複数の業者間をつないで売買に関与した業者のことを、
饅頭のあんこになぞらえてこのように呼ぶわけです。

 

ちなみに、このあんこ業者は、
金額の大きな取引になればなるほど
その数も増える傾向にあります。

 

なお、手数料は、
宅建業法の範囲内で業者間で按分されます。

 

スポンサーリンク