床売り、床買い/マンションの青田売り/明け渡し期限の猶予とは?

床売り、床買いとは

どのようなものなの?

 

中高層住宅分譲業者間で、
完成または未完成の棟もしくは一部の住戸を
売却することを床売りといいます。

 

また、購入することを床買いといいます。

床買主の引継ぎとは

どのようなもの?

 

次のような事情によって、
事業途中で事業主体が肩代わりすることになります。

 

なので、商品企画や販売ポリシーを整合させるとともに、
床売主とこの事業の利害関係人との合意を、
床買主が引き継ぐ必要があります。

■事業計画の変更
■市場環境の動向
■売上目標の修正
■市場環境の動向
■売上目標の修正
■資金繰り
■販売政策
■顧客のブランド志向...など

マンションの

青田売りとは?

 

青田売りというのは、
田に稲が実る前の稲穂の青い時期を意味する「青田」
という言葉を流用して、

 

農家が秋の刈り入れを待たずに、
収穫見込みで田を売ったことが語源となっています。

 

青田売りは、
マンション販売においては一般的なものとなっていますが、
わかりやすく言うと、建物が完成する前に販売を開始し、
購入者とその建物の売買契約を締結することをいいます。

 

ちなみに、青田売りの反意語は、
「完成売り」「竣工売り」ということになります。

 

青田売りの場合、買主はモデルルームやモデルハウスで
実際の設備や仕様を確認することになることから、
事前の説明と完成後の内容が違うということで
トラブルになりやすいといえます。

 

なので、宅建業法では、開発許可や建築確認など
工事に必要な行政の許可を受けた後でなければ、
広告や契約をしてはならないと規定されています。

明け渡し期限の

猶予とは?

 

区分所有法63条5項では、次のように規定されています。

『マンションの建て替えの決議がなされて、建て替えに参加しない旨の回答をした区分所有者(建て替え反対者)が、建物の明け渡しによってその生活上著しい困難を生ずるおそれがあり、かつ、建て替えの決議の遂行に甚だしい影響を及ぼさないと認められるときは、裁判所はその者の請求によって、立退代金支払いあるいは提供の日から1年を超えない範囲内において、建物明け渡しにつき相当の期限を許与することができる』

 

この規定は、
4/5以上の多数決により立退きを求められる者を保護し、
次の住まいを見つけるまでの時間的猶予を与えるために
設けられているんですね。

 

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