中古住宅の瑕疵判断、検査サービスの利用...

中古住宅の瑕疵判断は素人では難しい?@

ようやく手に入れるマイホームですから、
できるだけ好条件の物件を選びたい
というのは誰もが思いますよね。

 

ところが、特に中古物件の場合、建物にとって
最も重要な土台や構造などをチェックすることは、
素人ではなかなか難しいのです。

中古住宅の瑕疵判断は素人では難しい?A

マイホームを買った後で重大な欠陥が見つかって、
多額の修繕や補修費用に頭を抱えるなんてことは
絶対に避けたいですよね。

 

なので、こうしたトラブルを避けるためには、
やはり専門家に調査を依頼するのがベストですね。

中古住宅の瑕疵判断は専門家に任せた方がいいの?

中古住宅だけではないですが、
ようやくマイホームという大切な財産を買ったのに、
「こんなはずではなかった」
と悔しい思いをする人が多いのも事実なんです。

 

特に中古住宅の場合は、
購入に伴うリスクは新築より大きいといえますので
注意が必要になるんですよね。

 

というのは、メンテナンスの履歴などを聞けたとしても、
建物がどれくらい老朽化しているのかについては、
実感としてわかりづらいですから。

 

また、今の持ち主が信用できそうだから大丈夫そうだ、
などと感覚的な判断をしてしまいがちだからです。

 

それでもまだ、
メンテナンス履歴を証明するものがあれば良いほうなんです。

 

新築時の工事契約書や売買契約書さえ紛失していることも
少なくないのが現実なんですから。

 

また、見えにくい構造部分については、
仲介業者でも正しい判断を下せるとは限りませんから、
こちらも注意が必要ですね。

 

新築住宅では、当然に瑕疵保証制度が適用されますが、
中古住宅の場合は、ほとんどケースで適用されませんからね。

 

これは、瑕疵と考えられる箇所が見つかったとしても、
それが果たして施工時からの瑕疵なのか、
それとも経年劣化によるものなのかという判断が
非常に難しいからなんです。

 

かつては、中古住宅は劣化しているのが当然と考えられ、
それを前提に価格が決められていたので、
売手も買手も物件のチェックについては甘い面があり、
買手にとってはかなり不利な立場だっと言えるのですよね。

 

★メンテナンスの履歴を証明するもの
・メンテナンスを業者に依頼している場合は、その業者との契約書や領収書、見積書等がメンテナンスの履歴を証明します。
・業者に依頼していない場合は、家計簿(材料購入費等)や写真のコピーで確認できます。

 

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中古住宅は民間の検査サービスを利用しよう!

前述した通り、中古住宅を購入する際には、
物件の検査を専門家に依頼して、
第三者の目線で判断してもらうことが大切になってきます。

 

なので、その結果を受けて、購入する物件に
値するかどうかを判断するようにしたいですね。

 

しかしながら、以前は、
適切な専門家を見つけることも難しくて、
経費もかかっていたんですよね。

 

いくら安心だからと言っても、
数十万円の費用をポンと出せる人は
なかなかいませんものね。

 

そんな中、平成13年4月に「中古住宅保証制度」が始まって、
民間でも中古住宅の独自の検査サービスを提供しよう
という動きが活発化してきているんですよね。

 

大手住宅販売会社の中には、
建物調査技術と建築士資格の実務経験をもった技術者が、
中古住宅の調査を行い、

 

その結果をランキングで評価して、
ランクアップのための補修の提示や補修工事の斡旋、
補修工事後の再評価を基にした販売までを
手掛けているところもあるんですよ。

 

このような状況の背景には、マンションや戸建てを問わず、
買う前に住宅の品質を見極めておきたい
という消費者の強いニーズがあるようですね。

 

かつては、中古住宅の評価といえば、
業者まかせの傾向にあったものですが、
より客観的で信頼できる物件評価ができるようになってきた
といえそうですね。

 

★検査サービス
・検査の内容や料金については、各検査会社により異なります。

 

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