健康マンションとシックハウス症候群

見栄えがいいのに暮らしにくいマンションとは?@

せっかくマイホームとしてマンションを購入したのなら、
快適に暮らしたいですよね。

 

でも中身はもちろん大切ですが、
外観がオシャレなほうがいいに決まっています。

 

かつてはコンクリートの箱と言われていたマンションも、
今では建物のスタイルや内装に
有名デザイナーの協力を得た「デザイナーズマンション」
が人気を博していますよね。

見栄えがいいのに暮らしにくいマンションとは?A

デザイナーが創り出す個性ある空間が
人気の秘訣なのでしょうか?

 

とはいえ、住み始めてからすぐに、
他のマンションに買い替える人も少なくない
という話も聞くのですよね…。

なぜ見栄えがいいのに暮らしにくいマンションがあるの?

これは、デザインに惹かれて購入したのはよいけれど、
いざ実際に生活し始めると使い勝手が悪くて…
というのがその理由のようです。

 

安い買い物ではないですから、
こうなってしまっては本当に残念ですよね。

 

例えば、アントニオ・ガウディー風の外観に魅了されて、
郊外のデザイナーズマンションを買ったものの、

 

実際に生活を始めたら、通路には段差が多くて
ベビーカーを押して通るのには不便だった
なんてこともあるようですよ。

 

また、夢があると思った曲線的な窓でしたが、
カーテンも網戸も特注になってしまい、
最終的に費用がかかりすぎてしまったという話もあるようです。

 

本来でしたら、使い勝手の良いことが
優れたデザインの条件のはずなのに、
このような問題はかなりあるようですね。

 

もちろん、こうしたマンションを創り出した業者側にも
問題があるでしょうが、ユーザー側も、
もう少し冷静に判断することが求められるのでしょうね。

 

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健康マンションとシックハウス症候群

健康マンションと聞いて
どのようなマンションをイメージしますか?

 

最近のマンションは、「住む人にやさしい」ということを
コンセプトにつくられているものが少なくないのですよね。

 

特に高齢化社会に対応したシニア・マンションや、
人体に有害な化学物質を排除した健康マンションなどは、
今後のマンションの大きな流れになっていきそうなんです。

 

そのような中で、現在の代表的な健康マンションといえば、
やはりシックハウス症候群(化学物質過敏症「新築病」)
から居住者を守るために、安全な室内建材を使用した
仕様になっている物件ですね。

 

建材のランクは低ホルマリンあるいはノンホルマリンで、
設備面では換気システムにロスナイや
24時間強制換気システムを導入しているものですね。

 

さらに、化学物質の除去を念頭に置いた空気清浄機なども
整備されているんですよ。

 

ちなみに、いわゆるシックハウス症候群というのは、
人口・非人口にかかわらず、
ある特定の化学物質を許容量以上に摂取すると、
それに対する拒絶反応を起こすようになってしまう病のことです。

 

この病気の怖いところは、一度発症してしまうと、
拒絶反応を起こす原因となった物質以外の化学物質でも、
同様の拒絶反応が出てしまうことですよね。

 

つまり、拒絶反応を起こす化学物質が
どんどん増えていってしまうということですから、
本当に怖いですよね。

 

そのシックハウス症候群ですが、主な症状としては、
次のようなものがあげられますので
知っておくと後で役に立つと思います。

■アトピー性皮膚炎 ■喘息 ■悪寒
■吐き気 ■目がチカチカする ■のどの痛み
■めまい ■頭痛...など

 

なお、新築マンションに限らず、
新築の戸建て住宅やオフィスビルなどでも、
こうした発症例は報告されているので注意したいですね。

 

※低ホルマリン
…ホルマリンの放出量が極めて少ない商品のことです。最近ですと、ノンホルマリン製品の方が人気があります。

 

※ノンホルマリン
…ホルマリンを全く使用していない商品です。健康気運の高まりから、価格も下がってきています。

 

※ロスナイ
…換気扇にフィルターの設置された商品です。外気温の影響を受けにくいので、熱効率が良いとされています。シックハウス対策としてポピュラーな設備といえます。

 

※24時間強制換気システム
…1日中働いている換気システムのことです。高気密住宅に設置されています。

 

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